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トンネルの中から掘る先の山の状態を調査することを、前方探査といいます。

当現場では、「DRISS(ドリス)」「TSP(ティーエスピー)」という2種類の前方探査を実施しています。

前方探査

概要図

ドリルジャンボ

<DRISS>

トンネル現場で用いられてきた「探りノミ」をシステム化したものです。
 油圧ドリルの削孔の際に記録された削孔速度、フィード圧、回転圧、打撃圧といったデータから掘削エネルギーを計算により求め、その値から切羽前方の地山性状を予測します。

測定画面

測定結果(グラフ化されます。)

データ集録装置

削孔状況

探査イメージ(地層科学研究所HPより引用)

<TSP>

発破などの震源から発生した地震波が、断層や地層境界などに当たって反射してきた反射波を受振・記録して、位置を求めます。

「反射法地震探査技術」といいます。

トンネルの横に発破孔を削孔し、少量の火薬を詰めて発破します。その発破による地震波を記録して前方を予測します。

データ集録装置

計測状況

横穴削孔状況

測定結果

地震波の速度や山の硬さがグラフ化され、地質境界などの位置がプロットされます。

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